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【第二新卒】年収がアップする転職の3つのコツ

多くの人にとって、転職の際、年収が上がるかどうかは気になるポイントでしょう。上がるに越したことはないでしょうし、上がらない場合は他の条件で良しあしを判断することとなります。本記事では、主に第二新卒の方向けに、給料がアップする転職のコツを3つご紹介します!

転職で年収アップはできる?

一般的に転職を通じて年収が上がった人は少なくない

まずは、第二新卒に限らず、全体として転職の際に年収を上げた人がどの程度いるか見てみましょう。

やや古いデータですが、厚生労働省の調査「転職入職者の賃金変動状況(平成30年)」によれば、転職した人の約4割は前職より年収がアップしたとされています。全体で見れば、それなりの割合の人が転職時に年収アップしたということになります。

第二新卒になると難しい…

年収はアップするとは言うものの、第二新卒であればどうなのか?結論をお伝えすると、「難しい」と考えられます。難しいと考える理由を以下書いていきます。

給与も需給バランスで決まる

そもそも給与の金額額がどのように決まるかをきちんと考えている人は少ないのではないでしょうか。市場経済であれば物やサービスの価格は需給バランスで決まるというのが経済学の基本ですが、根本部分では、給与も同じです。すなわち、需要者である企業が「この給与で人材が欲しい」というのと、供給者である労働者が「この給与なら働きたい」というのの合致するポイントで給与が決まるのです。

ちなみに、筆者が、以前とある中小企業の社長と採用予定者の給与決定について話していた際も、「どれだけ実績を残してくれるかわからない人に給与を上げて採用することは難しい。だが、例えば営業職で『年間5000万円を粗利で計上する』と言われれば、今300万円の年収の人でも、500万円で打診する」とおっしゃっていました。

第二新卒は即戦力ではない

さて、給与も基本的には需給バランスで決まると申し上げましたが、ここに第二新卒転職の給与があがりづらい要因があります。

具体的に言えば、企業が高い給与を出してまで欲しがる人材というのは即戦力人材が多いですが、第二新卒は「ポテンシャル採用」であることが多く、採用する人が即戦力として実績をあげることが難しいと判断するからです。

厳しい言い方をすれば、「どれだけ貢献してくれるかわからない」というときに、年収を高く打診することはないでしょう。特に、第二新卒の転職は約7割の人が、未経験の職種に転職します。「未経験」なのに、前職と同じ、もしくは上がった状態にすることは難しいかもしれません。

とはいえ、それでも給料が上がった状態で採用される可能性はあります。その方法を3つご紹介しましょう!

転職に際して第二新卒が少しでも年収を上げるためのコツ3選

コツ1:職務経歴書に実績を書けるだけ書く

上述したように、給与は企業側の需要に大きな決定要因があります。転職時において、この需要の程度を決めるのは入社以降のパフォーマンスへの期待度です。すなわち、給与の決定は「あなたへの期待」とイコールといえるでしょう。

そして、面接の場面だけでアピールするだけでは給与アップにつながりません。どうするかというと、職務経歴書に実績を書けるだけ書くことです。

期待度は、面接での評価はもちろん、職務経歴書からみられる実績や評価ポイントからも評価されます。そもそも面接も履歴書・職務経歴書をベースとした会話がなされるので、書類は非常に重要なのです。

そのためには、職務経歴書に実績を書けるだけ書きましょう。第二新卒だとなかなか大きな仕事に携わることも少なく、自信をもって書ける事項は少ないかもしれません。ただ、その中でも成長につながった部分はいくつかあるはずです。そういった、成長につながった事項をきちんと明記するようにしましょう。(書けるほどの成長がない場合は、そもそもこの時点で年収アップは限りなく不可能に近いです。)

コツ2:同職種の求人に応募する

何度も申し上げているとおり、企業側が「どれだけの実績を残してくれるかわからない」と印象を受けた場合、給与を上げることはとても困難です。期待度を上げるためには、やはり実績のある分野、すなわち、同職種の求人に応募することが有効といえます。

第二新卒だと、やりたかった未経験の分野にチャレンジする人も少なくないでしょうが、やはりその分野で実績がないと、企業側が高い期待度を持つことは難しいです。

もちろん、年収だけが転職の軸ではないでしょうから、やりたいことがあるのであればその分野に飛び込んでいくことも悪いことではありませんが、年収アップの文脈で言えば、同職種の求人に応募することが有効といえるでしょう。

コツ3:転職エージェントを利用する

転職の際に給与交渉をすることは欧米では至極普通のことです。

「Make a money(金儲け)」は欧米ではビジネスの上で普通のことですが、日本ではお金を儲けるということは少し敬遠されることが多くあります。

そのため、面接の際に面と向かって「前職より給料を上げてほしい」と交渉しても難しいどころか、採否に響くこともあります。

そこで、転職エージェントを利用してプロの方に給与交渉を任せた方がよいと思います。

転職エージェントの方はあなたよりも人事担当や役員、社長と密に連絡をとり、信頼関係を築いていることが多くあります。転職エージェントに給与交渉をしてもらっても、候補者の採否を揺らがすなどのデメリットはないと思ってもいいと思います。さらにいえば、転職エージェントが得る収入は採用に至った転職者の年収に比例するので、転職エージェント的にもあなたの給与を上げるインセンティブがあります。

また、転職エージェントは多くの転職者を見てきたわけですから、あなたが年収アップできそうかできなさそうか、ある程度客観的な判断をできうる存在だといえます。真摯なエージェントであれば、正直に年収アップが可能か言ってもらえますし、可能となれば、積極的に交渉してくれます。

ですが、転職エージェントは会社によって良し悪しがありますので、自分にぴったりの転職エージェントを見つけてくれるサービスを活用してみるのもいいでしょう。

最後に

第二新卒が給与を上げる方法として3つの方法をお伝えいたしました。

繰り返しになりますが、第二新卒が年収を上げることは難しいです。ただ、企業側に期待感を持たせることで、上げられる余地はあります。なんらかの形で成長性を見せることは可能でしょう。アピールの仕方ひとつで給与も変わってきます。

転職活動を楽しみながら、給与のアップのためにできることをしてみてください!

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