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激動の時代、企業も個人も、生き残っていくためには新たなことにチャレンジし続けることが必要不可欠です。
我々は、企業や個人の方々のチャレンジの原子を大切にし、気持ちよく新たなことに取り組めるよう、背中を押す企業でありたいと考えています。
商号 | 株式会社Atom |
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所在地 | 〒105-0004 東京都港区新橋5-12-11 天翔新橋5丁目ビル 302 |
代表者 | 代表取締役社長 齋藤卓哉 |
第二新卒の転職者からよく聞くことは「退職理由の話し方が難しい」ということです。完全な嘘をいうわけにもいかないですし、はたまた正直すぎる退職理由を話すわけにもいきません。本記事では、第二新卒の方が、評価を下げずに退職理由を伝えるための注意点を4つご紹介します!
目次 [CLOSE]
まず、第二新卒は実際にどのような理由で退職という道を選んだのでしょうか?
内閣府が発表した「2018年版子供・若者白書」において、発表された「若者が初職を辞めた理由(複数回答可)」を5位まで見ていきましょう。
1位は「仕事が自分に合わなかったため(43.4%)」、2位は「人間関係がよくなかったため(23.7%)」、3位は「労働時間、休日、休暇の条件がよくなかったため(20.7%)」、4位は「賃金がよくなかったため(20.7%)」、5位は「ノルマや責任が重すぎたため(19.1%)」と続いています。
これらは本音ベースでの回答を求める質問なので、厳しい言い方をすれば自分本位で「逃げ」な理由が並びます。なんとなくでも、このまま面接で話すわけにはいかない気がする方も少なくないでしょう。
他方、採用する企業側からすれば、第二新卒の面接において、面接官は退職理由を一番と言っていいほど、採用するかの基準においています。
それは、「仮に入社した場合、同じ状況になるとすぐ辞めるのではないか?」と考えるからです。そもそも、事実として数年(人によっては1年未満)で退職しているわけで、「会社に適応できず、すぐ辞めた人」、「我慢弱い」、「すぐ見切りをつける」など、マイナスなイメージを持たれやすい状態です。
また、日本の場合、大学で職業スキルを付けるわけではなく、社会に出てから職業スキルを身に付けることが主です。そのため、新卒入社する企業は、社会人としての職業スキルのスタンダードとなりますが、「その企業で活躍するためのスキル」が身に付き、「どこにいっても通用するスキル」はすぐに身につかないという特徴があるので、基本的に即戦力とはみなされません。となると、即戦力ではない第二新卒は、新卒ほどではないにしろ一定の教育をしなければならないので、すぐに辞められると教育の費用がムダになりますし、そもそも採用にも一定の費用が発生しており、それも無駄になるため、面接官はそのリスクを避けることを重要視しています。
このように、完全に本音ベースで話してしまえば、環境に自らを適合しようとするのではなく、合わない環境ならすぐ逃げる人ととられかねず、すぐ辞められると困る企業側は、そういった人を排除しながら採用活動をしていきます。とはいえ、完全な嘘でもよいのかというと良心の呵責もあり、そう踏み切れない人も多いでしょう。
上記のように、社会からの第二新卒の見え方は残念ながら厳しいです。とはいえ、1回ならまだ風当たりはそこまで強くないかもしれませんが、3年未満で2回以上の転職となったとき、風当たりはより強くなり、もはや「仕事をなめているのでは?」と思われてしまいます。2社目においては、最低でも3年以上は頑張らないと、条件がかなり悪化しますので、冷静に見極めるようにしましょう。
1回目の転職だという人でも、改めて自身の「転職したい理由」を客観視してみてください。
多くは上記のような、「仕事が合っていない」、「人間関係」、「勤務時間の不満」、「給料への不満」、「精神的負担の多さ」、などだと思われます。
このうち、「人間関係」と「給料への不満」については、それだけを理由に転職したいというのであればお勧めできません。
まず「人間関係」についてですが、どんな人にも相性というものは存在するので、転職先企業にもあなたと相性が悪いタイプの人がいないとも限りません。たとえ反りが合わなかろうと、折り合いをつけながら仕事をするのが社会人ですので、たった数年で人間関係を苦に辞める人というのは、周りの人が自分に合わせてくれないと嫌だ、といっているようにも聞こえてしまいます。また、見方を変えれば、異動やその人の退職等でその人が近くからいなくなる可能性も十分にあるので、数年で見切りをつけるのは良くないでしょう。
次に、「給料への不満」ですが、即戦力でもない第二新卒に高い給料を与える企業はほぼないと言ってよいでしょう。むしろ、今の企業で頑張って成果を出した方が、何年かの在職中の評価分下駄をはいてるので、結果的に良い給料になる可能性が高いです。
また、「勤務時間の不満」や「精神的負担の多さ」も同業界・同ビジネスモデルなら解消されない可能性が高いです。同じような業種であれば、大体構造的な問題は一緒であり、企業が違っても働き方に大きな違いはないことの方が多いです。そういった方は、異業種へ行けば勤務時間や精神的負担の問題は解消される余地はありますが、異業種への転職となると、スキルは新卒と変わらないため、完全にポテンシャル採用となりますので、一定の学歴が必要になったり、ある程度一般的なスキル(プレゼン能力や資料作成能力など)が同年代よりは身についていなければならなくなったりするなど、採用基準は厳しくなります。そのあたりのトレードオフは考慮すべきでしょう。
そして、「仕事が合っていない」という理由については、どのように合わないのかは判断しておく必要があります。基本的に新卒はスキル不足ですからうまくできないのは当然です。成長してスキルがつけばできそうなのか、どうしても性格と合わないのかなどは分析しておく必要があるでしょう。
これらを踏まえて、以下、退職理由を伝える際の4つの注意点をご紹介します!
まず一つ目の注意点は、あくまで事実に立脚することです。嘘を言っても、きちんとした面接官なら大体見抜けます。嘘をつくというのは最も信頼を損ねる行為であり、即不採用が決まるようなことなので、避けましょう。
二つ目の注意点は、前職で学んだことを入れることです。
上述の本音の退職理由の多くに共通するのが、「自分の置かれた状態に耐えられず逃げた」ととられかねないという点です。本当にパワハラやセクハラがひどい人が上司だった、残業量がとんでもなく多かったという人もいるでしょう。しかし、転職後もドンピシャで合う仕事だけやれるわけではないですし、全く不満のない環境だというのも難しいので、仕事が合わない・環境が悪いからといって何も学ばないのでは、成長はありません。
そのため、何を学んだのか、どのような成長をしたのかを入れましょう。
例えば、仕事が合わなかったのが理由の場合、
単に
「仕事が合わなかったので退職しました」
というよりも、
「前職では、品質管理の部署だったので、間違いが許されず、細かいところまで目を配る必要がありましたが、私はどちらかといえば細かいところに気づく性格ではないので、仕事が合わないと感じるようになりました。しかし、○○という製品のどこを見れば不良がわかるのか、その不良がどういった影響を起こすのかということは学ぶことができ、その仕事自体は非常に重要な仕事であるという点は痛感しながら仕事に取り組んでいました。」
というように、何がどのように自分の性格と合わなかったかを説明したうえで、そんな状態でも前に進めようとした努力を話しましょう。
学びを入れるだけで、印象はかなり違ってきます!
三つ目の注意点は、「どうなりたいか?」を含めることです。
第二新卒に期待すること、それは「将来性」です。そこで、退職理由にも未来の話を入れましょう。面接官は、短い社会人経験より、その後どれだけ活躍してくれるか、というポテンシャル面を重要視しているのです。もう一度、どのように仕事をしていきたいか、ポジティブに考え退職理由にも含めてください。
例えば、「私は自分の発想力や柔軟性を活かして、企画職として、新しい企画を生み出していきたいです。そのために、早いタイミングから企画職として研鑽を積んだ方がよいと重い、このタイミングでの退職・転職活動に踏み切りました」という具合です。
未来の話は必ずポジティブな印象を与えます!
四つ目の注意点は、自分なりに環境を打破するためにした努力を含めることです。
これは特に異職種への転職時に注意したい事項です。第二新卒というのは社会人になってせいぜい数年でやめているわけで、そこまで社会のことを知らない存在だと言えます。そして実質的に個人商店レベルの会社だったならともかく、そこそこの規模の会社においてできないことというのはそう多くありません。
例えば、
「営業に行きたかったのに総務に配属となり、総務は合わなかった」
という場合、面接官からすれば、「営業に異動させてもらえばよかったのでは?」という疑問を抱きます。
そこで、
「異動しようと上司にかけあったが明確に却下されてしまいました」
や、
「企画職がやりたいと思って社内公募に手を上げようとしたのですが、直属の上司に、現部署の人員不足を理由に却下されてしまいました」
など、一定の打破する努力、そしてそれが叶わなかったことを説明する必要があります。
上記の注意点を踏まえて、退職理由の組み立て方をまとめると、「自己分析や学んだことを含めた本当の退職理由」→「未来のキャリア像」→「環境を打破しようと思ったができなかったので転職に踏み切ったこと」です。
そして、基本的には事実ベースで語るようにしましょう。
上記のような内容で一旦ご自身の考えをまとめたら、一度転職エージェントのキャリアアドバイザー(担当者)に話してみて、客観的なフィードバックをもらうのもよいでしょう。多くのキャリアアドバイザーは転職支援のプロであり、彼らも企業側の目線に立ってネガティブに聞こえないかなどを判断してくれます。また、そういった相談に親身になって答えてくれるエージェントを活用するようにしましょう。
以上、第二新卒が退職理由を話す際の注意点4選でした。
第二新卒の方で、本気で「キャリアアップ」を目指し、転職する人も多いと思いますが、職場環境の悪さや仕事適性の不一致など、ネガティブな原因が全くないという人は少ないでしょう。
そのため、「印象が悪くなったらどうしよう」など深く考えてしまうかと思いますが、「仕事に対しては前向きです!」という気持ちが伝わればOKです!
あなたが活躍できる環境と出会うためにも、嘘を並べることより、誠意をもって、反省と未来の話をし、ポジティブに退職理由を伝えましょう!
そうすることで必ず良い結果がでるはずです!
激動の時代、企業も個人も、生き残っていくためには新たなことにチャレンジし続けることが必要不可欠です。
我々は、企業や個人の方々のチャレンジの原子を大切にし、気持ちよく新たなことに取り組めるよう、背中を押す企業でありたいと考えています。
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