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総合系コンサルに転職するには?おすすめの転職エージェントも紹介

総合系コンサルは、企業の経営層が抱える課題の解決方法を見つけ出し、改善方法を提案・実行する職業です。近年、企業コンサルティングが一般化したことにより、業界全体で求人数が増え、転職者が増加しています。

この記事では、総合系コンサルの仕事内容や年収、おすすめの転職エージェントなどについて解説します。

総合系コンサルとは

総合系コンサルとは、企業が業績を伸ばすのを支援するために、戦略からシステム構築、人材育成などさまざまなアプローチでサポートを行うコンサルティング企業のことをいいます。

仕事はプロジェクト単位で受注し、1つのプロジェクトには領域別の専門組織に分かれて広く深い知見からクライアントの課題を解決します。

総合系コンサルの受注するプロジェクトは規模が大きいものが多いため、数年以上にわたって進められるものもあります。また、プロジェクトのフェーズごとに関わるメンバーが変わることもあるでしょう。

総合系コンサルティングの特徴

コンサル企業には、特定の分野に特化しているところもありますが、これに対し総合系コンサルはあらゆる業界を取り扱い、あらゆる方法で課題に対応するのが特徴です。その領域の幅広さから、複数の事業を扱う大手企業や、グローバル戦略などを扱うことが可能です。

それでは総合系コンサルの特徴を詳しくご紹介していきましょう。

案件の規模が大きい

総合系コンサルは取り扱うプロジェクトの規模が大きいことが特徴です。取り扱う領域が幅広いため、1つのコンサルティングファームで請け負うことができる案件の規模が大きくなります。

総合系コンサルファームの組織内には金融、製造業、通信業など業界ごとのプロフェッショナルが在籍する業界別チームと、戦略、会計、人事などの業界にかかわらず活躍する専門分野ごとのチームがあり、プロジェクトのテーマごとにメンバーが集められます。

グローバルな案件が多い

総合系コンサルには外資系で世界的に展開しているファームも多いため、海外拠点と連携したプロジェクトに取り組む機会もあります。

世界各国の企業がクライアントになることで、ビジネスの感覚が一層研ぎ澄まされ、やりがいにもつながるでしょう。また、グローバルな案件に携わることで多様な人脈が得られるため、今後のキャリアに生かすことができるかもしれません。

戦略系コンサルとの違い

戦略系コンサルは、企業の経営戦略を立てることが専門のコンサルです。企業の経営層が抱える問題を解決し、戦略面から企業が業績を伸ばしたり、成長したりするためのサポートを行います。

具体的な仕事内容としては、チームを作り社内や投資家、業界の専門家などにヒアリングを行い、企業の課題を洗い出します。そして解決法の仮説を立て、クライアントに提案を行うのです。

戦略系コンサルの仕事内容は戦略の提案までですが、総合系コンサルは戦略の実行に至るまで総合的にコンサルティングを行います。

大手総合系コンサルティングファーム一覧

総合系コンサルの仕事内容や特徴について解説しました。総合系コンサルへの転職をするうえでは大手企業を押さえていくことが大切なので、続いては大手総合系コンサルティングファームを3つご紹介します。

これらの企業は取り扱う案件が特に大規模で、仕事内容もハイレベルなため転職難易度は高いですが、能力があれば正当に評価してくれる社風の企業です。

それぞれの企業について知ることで、総合系コンサルティングファームの業務のイメージが掴めるでしょう。

デロイトトーマツコンサルティング

日本最大級の経営コンサルティングファームとして有名な企業です。Deloitte Touche Tohmatsuのメンバーファームであり、国をまたいだクロスボーダー案件にも対応するのが特徴です。取り扱う案件に関しては戦略を立てるのみならず、実行までサポートすることが多く、包括的に請け負うのが魅力です。

社員を一人前になるまでしっかり育てるという考え方が浸透していて、社内教育に力を入れています。

アクセンチュア

世界最大級のコンサルティングファームで、取り扱う分野が幅広く、あらゆるコンサルティングサービスを提供する企業です。世界の大手企業や政府機関のコンサルティング実績もあり、大手コンサルティングファームとして絶大な信頼を誇っています。

年功序列の考え方がなく、業績がよければ若くても昇進できる社風があり、アクセンチュアを退社して独立するコンサルタントもたくさんいます。

また、ワークライフバランスや女性の働きやすさにも力を入れているため、能力がある人が仕事に専念できる環境が整っています。

PwCコンサルティング

ロンドンを本拠地とする世界最大級のコンサルティングファームで、会計監査や税務、法務なども扱っている企業です。グローバル市場で競争力を高めようと思っている企業を支援しており、グローバル企業をクライアントに持っています。

さまざまな分野で高度なスキルを持つスタッフが多数在籍しており、組織のネットワークが幅広いため対応の迅速さが強みとなっています。

また、経営コンサルティング以外にもサイバーセキュリティやAIに関するさまざまな事業を展開しており、企業の事業拡大を多方面から支えます。

総合系コンサルの平均年収

総合系コンサルはプロジェクト単位で仕事を行うため、年収が固定されている訳ではありません。忙しい時期には多忙で収入が上がり、プロジェクトに任命されていない時期は残業がなく収入が下がります。

ただ、いずれにしても給与水準は他業種に比べて高いという特徴があります。年功序列ではなく、業績次第で昇進可能な仕組みのため、若手でも活躍すれば昇進して年収1000万円以上の高収入を狙うことも可能です。

総合系コンサルへの転職が増えている理由

総合系コンサルは規模が大きく扱っている案件の業界が幅広いため、コンサルタントへの転職先として高い人気を誇ります。

しかし、近年はさらに総合系コンサルへの転職が増えています。コンサルティングのプロジェクトが増え、人員が足りなくなっていることが原因です。

最近では企業がコンサルティングファームに仕事を依頼することが当たり前になったこともあり、コンサルティング案件が大量に受注されています。大企業のシステム系のプロジェクトも増えており、取り扱う案件が大きく、多くなっているためコンサルタントが不足しており、総合系コンサルへの転職需要が増加しているのです。

総合系コンサルに転職するメリット・デメリット

総合系コンサルに転職するメリットは、求められている結果が分かりやすく、やりがいが感じられる業務であることです。年齢に関係なく責任のある仕事を任されるため、業務をこなすうちにスキルアップを実感することができます。

一方、総合系コンサルに転職するデメリットは仕事が忙しく、ワークライフバランスが崩れてしまいやすいということです。最近は労働に対する考え方が変わってきており、労働環境の改善が進められていますが、元々多忙な業界なのでプライベートの時間を大切にしたい人には向いていないかもしれません。

総合系コンサルへの転職ができる人材とは?

総合系コンサル業界は案件の規模が大きく、グローバルな案件が多いことが分かりました。これまでの社会人経験を生かしてキャリアアップをするには適した転職先であるといえるでしょう。

それでは、総合系コンサルへの転職ができるのはどのような人材なのでしょうか。総合系コンサルへ転職する人の多くがコンサルティング未経験者です。したがって、コンサルティング能力に特化している人はあまりおらず、特定の業種で働いた経験や特定の専門知識を武器にして転職活動を行います。

つまり、総合系コンサルへの転職ができる人材とは、コンサル能力がある人ではなく、これまでの仕事である程度の実績を残し、それでも成長したいと思う意気込みのある人であると考えられます。

総合系コンサルへの転職に求められるスキル

総合系コンサルは大きな組織の中で社員がそれぞれ特化したスキルを持ち、協力して大きなプロジェクトを進めていくことが特徴です。そのため、求められるスキルは人によって異なります。

しかし、チームでプロジェクトに取り組む中で共通して求められるスキルはあります。それは、コンサルティングに必要となる基本的なスキルです。

  • 論理的思考能力
  • コミュニケーション能力
  • 語学力

以下にて、詳しい内容を見ていきましょう。

論理的思考能力

コンサルティングに必要となるスキル1つ目は、論理的思考能力です。

提案をクライアントに伝えるときや、チームメンバーで話し合いを行うときなど、相手に自分の考えを伝えるには、論理的に話を進めていかなければなりません。話が途中で飛んでしまうと、結局何を伝えたいのかが分からなくなってしまうためです。

論理的思考能力があれば、話を分かりやすく組み立てることができるため、スムーズに意思疎通を行うことができます。コンサルとして働く人材にはなくてはならないスキルと言えるでしょう。

コミュニケーション能力

コンサルティングに必要となるスキル2つ目は、コミュニケーション能力です。

コミュニケーション能力とは、相手に自分の意見を伝える能力だけでなく、相手の意見を聞き出すことも含まれます。コンサルティングでは、企業の課題を見つけるために社内や取引先、株主や専門家など多くの人からヒアリングを行います。相手から話を引き出す能力に長けていれば、早く課題へと近づくことができます。

また、総合系コンサルは携わる人間が多いため、コミュニケーションを通して信頼関係を築く力も重要です。

語学力

コンサルティングに必要となるスキル3つ目は、語学力です。

語学力があると条件のよい大手総合系コンサルへの転職がしやすくなり、活躍できるフィールドが広がります。

特に大手総合系コンサルでは、グローバルな案件を取り扱うことも多く、英語をはじめとした語学力は必須となります。コンサルティングでは細かなニュアンスのコミュニケーションが行われるため、高いレベルの語学力が求められます。

総合系コンサルに転職するためには?

総合系コンサルで活躍するには、論理的思考能力、コミュニケーション能力、語学力が必要であることが分かりました。これらのスキルが既に備わっている人は転職活動で有利ですが、実務を通じて伸ばすことのできる能力でもあります。

総合系コンサルへの転職を希望しているなら、自分が総合系コンサル業界で活躍できるかどうかを知るためにも、転職活動を始めてしまうのがおすすめです。転職活動をしてみて、転職先が見つからなかったら自己研鑽に励んで再チャレンジすればよいだけのことです。

それでは、総合系コンサルに転職する方法をご紹介します。

総合系コンサルの転職に強い転職エージェント

総合系コンサルへの転職を希望するなら、転職エージェントを活用しましょう。総合系コンサルは特殊なため、自分が向いている企業を探すのは難しいです。転職エージェントなら、数多くの転職者を支援してきた経験から、その人の能力や希望条件にあった総合系コンサルを提案してくれます。

また、総合系コンサルには一般公開していない非公開求人もあり、転職エージェントを通すことで自分では見つけられないような求人を選択肢に入れることができるのも転職エージェントの強みです。

ここからは、数ある転職エージェントの中でも特に総合系コンサルの転職に強いエージェントをご紹介します。

ビズリーチ

ビズリーチは30〜50代を対象としているハイクラス求人に特化した転職エージェントです。社会人経験のある高い能力を持った人材向けの求人情報が充実しており、キャリアアップを目的とした転職に最適です。

求人情報の3分の1は年収1,000万円以上の好条件で、理想的な転職をサポートしてくれます。また、ビズリーチにはスカウトサービスがあり、登録すると優秀なヘッドハンターから高待遇なスカウトを受け取ることができます。

ビズリーチ公式サイト

リクルートエージェント

リクルートエージェントは公開求人数が業界最大級で、特に利用者の多い転職エージェントです。対象年齢も幅広く、20代の若手求人も多数扱っているため、若手でも活躍できる総合系コンサルの転職に適しています。

規模が大きい転職エージェントだと、好条件の求人情報はすぐに人が殺到してしまうのではないかという心配がある人もいるでしょう。しかし、リクルートエージェントは非公開求人も充実しており、面談の結果から非公開求人も紹介してくれるため安心です。

リクルートエージェント公式サイト

アクシスコンサルティング

アクシスコンサルティングは、条件のよい非公開求人を多数取り扱っている転職エージェントです。コンサル業界への未経験転職を得意分野としており、コンサル業界の転職市場を熟知したエージェントが総合系コンサルへの転職をアシストします。

アクシスコンサルティングは平均サポート期間が3年と長めであることも特徴です。急かされることなく、その人の納得がいくまでじっくりと転職活動を行うことができるため、満足度の高い転職ができます。

アクシスコンサルティング公式サイト

まとめ

総合系コンサルとは、さまざまな業界の企業に対して、あらゆる方面からのアプローチで経営改善のサポートをする職業です。案件の規模が大きいことや、グローバル案件が充実していることが特徴で、プロジェクトを通じてスキルアップができる点で魅力的です。

総合系コンサルは転職難易度が高めですが、未経験から働き始める方が多い業界のため、コンサルティング経験がなくても転職することは十分可能です。

未経験から総合系コンサルに転職するなら、転職エージェントを活用しましょう。総合系コンサルへの転職に強いエージェントなら、面談やテストの結果からぴったりの求人を紹介してくれます。

今回紹介した転職エージェント以外の転職エージェントを利用したかったり、自分にあった転職エージェントが何か分からないという方は、転職エージェントを紹介してくれるサービスを利用してみてもいいかもしれません。転職のプロである転職エージェントの力を借りて、総合系コンサルへの転職を成功させましょう。

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