MENU

財務コンサルタントへの転職情報まとめ|仕事内容・やりがいは?

コンサルタントという仕事にはさまざまな種類があります。その中には、「財務コンサルタント」という企業の財務や会計に関わることで課題を解決する仕事があります。

財務コンサルタントという仕事は収入が高く、スキルアップにもつながるため、転職したいと思う方は多いのではないでしょうか。

今回は、財務コンサルタントの転職について詳しくご紹介します。転職を検討する際に知っておきたい仕事内容や、やりがい・向いている人もみていきましょう。

財務コンサルタントとは?

財務コンサルタントは、企業の財務や会計に特化したコンサルタントのことです。コンサルティングの内容は多岐にわたり、M&Aの検討・業務プロセス改善・経営戦略立案・資金調達・国際会計基準(IFAS)導入プロジェクトなどさまざまなものがあります。

コンサルの目的は、クライアントが扱う事業の価値を向上させることです。そのためにクライアントが抱える課題を明確にしたり資産を数値化したりして戦略を練ります。

コンサルティングには多種多様な領域・分野があり、財務系コンサルタントは、財務系の案件を扱うコンサルティングファームに所属することが多いです。

財務コンサルタントの仕事内容を紹介

クライアントの財務の分野を扱う財務コンサルタントですが、転職を検討するにあたって仕事内容を知っておくことは必要不可欠です。コンサルタントの経験があっても、財務と他の分野では異なることもあるでしょう。

また、未経験で転職を検討する場合は、とくに仕事内容を押さえておくことが重要です。ここでは、財務コンサルタントの仕事内容を7つのステップでご紹介します。

  1. チームを編成
  2. 対象会社への質問・資料の依頼
  3. 分析
  4. 中間報告
  5. レポーティング
  6. 審査
  7. 最終報告・フォロー対応

各ステップについて詳しくみていきましょう。

1.チームを編成

財務コンサルティングの仕事は、まずプロジェクトに参加するチームを編成するところから始まります。コンサルティングファームに所属するメンバーで、マネージャークラスからディレクターまで複数名でチームを構成します。

チームの中心となるのはマネージャークラスです。チーム内でキックオフミーティングをし、スケジュールの確認やメンバーの挨拶・役割分担などが行われます。

個人ではなくプロジェクト単位で動くことになるため、チーム内で人間関係をしっかりと構成していくことが求められます。複数のプロジェクトを掛け持ちするケースもあるため、スケジュール管理も重要です。

2.対象会社への質問・資料の依頼

財務コンサルティングでは、まずクライアントである対象会社に質問(インタビュー)を行います。質問をすることによって、プロジェクトのゴールをクライアントとすり合わせをします。

最終成果物や納期、連絡窓口などの共通認識をもち、プロジェクトの進行をスムーズにするため重要な工程です。途中で認識違いが生じると、プロジェクトの進行や信用に影響を及ぼしかねません。

3.分析

さまざまな分析方法を用いて、対象会社の分析を行います。用いる分析方法は回転期間分析・投資利益率分析・売上利益率分析・現預金水準分析などです。そのほか、競合他社との比較や投資の合理性を分析することもあります。

分析においては膨大なデータを扱うことも珍しくありません。作業スピードが分析の進捗を左右することがあります。分析フェーズの理解だけでなく、Excelのスキルも必要です。

4.中間報告

分析がある程度進んだところで、中間報告を行います。中間報告会の中でクライアントから新たに要望が出てくることも少なくありません。

ここで出てきたリクエストに応じることも財務コンサルタントの仕事であり、最終報告会までに成果物を作成する必要があります。

5.レポーティング

中間報告会から最終報告会の間に、レポーティングを行います。中間報告会の時点でレポートの要となる部分は作成できていることが多いです。また、中間報告会までの過程で資料も作成しているため、それをパワーポイントにまとめる作業を行います。

レイアウト・色・フォントといった基本的なフォーマットはコンサルティングファームごとに用意されていることが多く、それに合わせて作成します。

レポーティングの時点で分析は完了しているため、結果をどれだけわかりやすくクライアントに伝えられるようにまとめるかがポイントになります。

6.審査

レポーティングが完了したら、最終報告書としてパートナーが審査をします。プロジェクトに直接関わっているパートナーのほか、全く関与していないパートナーが審査することもあります。

あえてプロジェクトに関与していないパートナーが審査するメリットは、成果物の品質が保たれる点です。コンサルティングファームによってやり方が異なりますが、複数人で審査することもあります。

パートナーによる審査が完了したら、クライアントに提出する前にプロジェクトのマネージャーが最終チェックをします。

7.最終報告・フォロー対応

最終的な成果物が完成したら、クライアントに報告をします。中間報告会でクライアントからリクエストが出た場合は、そこを中心に報告するケースも多いです。

反対に、中間報告会からあまり内容が変わらないケースでは、メールでレポートを送ることもあります。共有したレポートを電話やオンラインで報告するという方法をとります。

最終報告後には、必要に応じてフォロー対応を実施します。

財務コンサルタントへの転職情報まとめ

ここまでは、財務コンサルタントの仕事内容をご紹介しました。仕事内容を踏まえた上で、さっそく財務コンサルへの転職情報を一つずつみていきましょう。

ここでは、財務コンサルタントへの転職情報として、

  • 平均年収
  • 難易度
  • 有利な経験
  • 仕事のやりがい
  • 仕事の厳しさ

といった幅広い視点でご紹介します。コンサル経験者だけでなく、未経験での転職を希望する方もぜひチェックしてください。

【財務コンサルタントへの転職】平均年収

財務コンサルタントの平均年収は実務経験やポジションによって異なります。実務経験2年程度のアナリストの場合、平均年収は500~700万円です。未経験の場合は、実務経験2年程度の平均年収より低いことが考えられます。

また、実務経験5年のアソシエイトの場合は600~700万円、実務経験8年程度のシニアアソシエイトの場合は700~800万円です。数年の実務経験の違いで年収アップが望めることがわかります。

さらに、マネージャークラスになると年収は1000万円台という高水準が期待できます。それぞれ、実績によって賞与がもらえることもあるため、経験を重ねて実績を出すことが年収アップのポイントです。

【財務コンサルタントへの転職】難易度

コンサルタントという職種の中にも、さまざまな種類があります。財務コンサルタントはクライアントの経営戦略やM&Aなどの重要な部分に関わるため、より専門的な知識や分析力が求められることも少なくありません。

そのため、財務コンサルタントへの転職の難易度は、他のコンサルタントよりも高めになっています。難易度が高いため、転職活動でいかに経験や実績をアピールできるかが大切です。

【財務コンサルタントへの転職】有利な経験

財務コンサルタントへの転職を成功させるために、必ず必要な経験があるわけではありません。前職や現職の経験を活かして働きたいという場合、経験をどのように活かしたいかという姿勢が重要です。

クライアントの財務や会計に関わる依頼を受けるため、財務や会計に関する知識や経験があれば有利になる可能性があります。また、企業の経営に関する知識が求められるケースもあるため、そのような知識や経験があればアピールポイントになります。

【財務コンサルタントへの転職】仕事のやりがい

財務コンサルタントは、クライアントの財務に関わる重要な仕事であり、やりがいを感じている方が多いです。

財務コンサルという仕事は対象企業の経営に直接影響する内容が多く、大きなプレッシャーを感じることもあるでしょう。そんな中で、自身のコンサルの効果によってクライアントの課題が解決できた時は、達成感とやりがいが感じられるはずです。

また、仕事をするなかで財務や会計の知識・経験が蓄積され、スキルアップしていくこともやりがいの一つです。

【財務コンサルタントへの転職】仕事の厳しさ

財務コンサルタントはやりがいがある一方で、厳しい面もあります。プロジェクトが請け負う内容は専門性が高く、高いレベルの成果物を求められることも少なくありません。

また、クライアントとの契約期間が決まっているため、期限に合わせたスケジュール管理が必要です。そのため、業務時間が長く仕事がハードになりがちです。

全てのコンサル業に言えることですが、精神的かつ肉体的にタフな人材でなければ、継続して成果を上げていくのは難しいでしょう。

未経験から財務系コンサルへの転職は目指せる?

財務コンサルタントは、未経験から転職を目指すことが可能な仕事です。ただし、コンサルタントとしての業務経験は問われないことが多いものの、コンサルティングファームによっては財務の知識や経験は求められることがあります。

金融業界での実務経験や一般企業における財務・会計業務の経験があると選考の際に有利であると考えていいでしょう。また、公認会計士の資格や英語力を求めるコンサルティングファームもあるため、求人情報の入念なリサーチが必要です。

財務系コンサルへの転職が向いている人

財務系コンサルへの転職を目指すのであれば、向いている人の特徴を知っておくことも大切です。財務・会計といった業務の専門性から、数字に抵抗がない人や法令順守への意識が高い人が向いています。

クライアントの経営に関わる内容でもあり、責任感やスケジュール管理も求められます。また、分析やレポーティングを行うことから、論理的思考力の高さは必要不可欠です。日々学ぼうとする向上心がある人、さらにコミュニケーション能力が高い人も財務コンサルタントに向いています。

財務コンサルタントへの転職にはエージェントを活用

財務コンサルタントに転職するのであれば、転職エージェントを活用することをおすすめします。特に、コンサル未経験から財務コンサルタントへのキャリアアップ転職を狙うのなら、コンサル業界に特化した知識やノウハウを持つ転職エージェントのサポートを受けるべきです。

一人で転職活動を行うこともできますが、自分にどのようなスキルが足りないのか、今のステータスで応募できるコンサル求人があるのかといった相談はなかなかできません。

そんな時、頼りになるのが転職エージェントです。転職エージェントを利用するメリットを次の項から詳しく紹介していきます。

転職エージェントを利用するメリット

財務系コンサルタントへの転職のために、転職エージェントを利用するメリットを2つご紹介いたします。

  • 財務・会計コンサルに特化した転職情報を提供
  • 未経験からのコンサル転職もサポート

一つずつみていきましょう。

財務・会計コンサルに特化した転職情報を提供

転職エージェントを利用すると、財務・会計コンサルに特化した転職情報を得ることができます。財務・会計に特化した転職情報とは、転職市場や動向、求人情報などです。

財務・会計といった専門コンサル系は非公開求人が多く、転職サイトではなかなか求人情報を得られないことも珍しくありません。転職エージェントに登録することで、好条件の非公開求人を紹介してもらうことができます。

また、自分の経験や希望をヒアリングした上で求人を紹介してもらえる点も、転職エージェントならではのメリットです。

未経験からのコンサル転職もサポート

未経験からのコンサル転職をサポートしてもらえるのも、転職エージェントを利用するメリットの一つです。未経験からのコンサル業への転職では、どのような経験が求められているのか、どのようにアピールすればよいのかわからず不安に思うことも少なくありません。

転職エージェントを利用すれば、未経験であってもこれまでの経験や知識からアピールポイントを引き出すアドバイスを受けることができます。未経験可の求人情報を紹介してもらうこともできるため、安心して転職活動に臨めます。

まとめ

今回は財務コンサルタントの仕事内容や、転職情報についてご紹介しました。財務コンサルタントはクライアントの経営戦略やM&Aなど、財務・会計に関わるコンサルを行う職種です。経営層とのやり取りも多くプレッシャーに感じることもありますが、達成感が大きくやりがいのある仕事です。

専門的な知識が必要なコンサルタントですが、未経験でも転職することができます。未経験・経験者に関わらず、財務コンサルタントの転職なら転職エージェントを活用しましょう。

転職エージェントといっても多くのサービスがあり、どこがよいのか迷う人も少なくありません。転職エージェント選びに迷ったら、転職エージェントを紹介しているサービスもあります。自分に合った転職エージェントを活用して、転職を成功に導きましょう。

Company

激動の時代、企業も個人も、生き残っていくためには新たなことにチャレンジし続けることが必要不可欠です。
我々は、企業や個人の方々のチャレンジの原子を大切にし、気持ちよく新たなことに取り組めるよう、背中を押す企業でありたいと考えています。

商号 株式会社Atom
所在地 〒105-0004 東京都港区新橋5-12-11
天翔新橋5丁目ビル 302
代表者 代表取締役社長 齋藤卓哉