MENU

第二新卒の職務経歴書の書き方とは?失敗しないポイントを解説

第二新卒として転職活動を行う場合、応募先の企業から履歴書と共に職務経歴書の提出を求められることがほとんどです。

職務経歴書は自分のことをアピールするためのとても重要なツールですが、どのような内容を書けばいいかよくわからないという人も多いのではないでしょうか。

この記事では、職務経歴書を書く時に失敗しないためのポイントを紹介します。

第二新卒必見!職務経歴書のポイントを紹介

職務経歴書は、第二新卒に限らず転職活動をする際には必ずといっていいほど書かなければいけないものです。

初めて転職する場合には、職務経歴書を書くのも初めてという人も多いと思います。そもそも職務経歴書とはどういうものなのか、職務経歴書に記載する基本的な内容、気を付けたい書き方のポイントなどについて詳しく解説していきます。

基本的なポイントや書き方を覚えておくと、応募する企業が変わった場合にも応用することができます。

そもそも「職務経歴書」とは?

職務経歴書とは、仕事に関する経歴をまとめた書類です。履歴書にも経歴を書きますが、入社と退社のみを記載することが多く細かい仕事の内容まで書くことはありません。

それに対して職務経歴書は、どういった企業でどんな部署に配属され、どのような業務に携わっていたのかを詳しく記載します。加えて、経験したことや実績を上げたこと、取得した資格や身につけたスキルも書き、採用担当者にアピールします。

社会人としてどのような経験や能力があるかを伝えるのが職務経歴書で、自分自身の能力を企業に伝えられる大事な書類です。仕事と関係ない情報は、職務経歴書には記載しないよう注意しましょう。

職務経歴書の基本的な内容

職務経歴書には、こう書かなければいけないというような決まったフォーマットはありません。比較的自由に書くことができますが、押さえておきたい項目として以下が挙げられます。

  1. タイトル・日付・指名
  2. 職務要約
  3. 職務経歴
  4. 活かせるスキル・知識
  5. 資格・免許
  6. 自己PR

沢山情報を詰め込めばいいというわけではなく、分かりやすく要点を押さえて書くことが重要になります。

 各項目の内容とポイントをご紹介いたします。

1.タイトル・日付・氏名

職務経歴書では、最初に「タイトル・日付・氏名」を書きます。

タイトルは「職務経歴書」で、一番上の中央に大きめの文字で記載します。

タイトルを入れ忘れてしまうと職務経歴書であることがパッと見でわからないので、必ずタイトルを入れるようにします。それから職務経歴書を提出する日付を右詰めで記載し、その下に氏名を書きます。日付は提出日に設定しましょう。

2.職務要約

「タイトル・日付・氏名」を書いたら、その下にはこれまでの職務経歴を簡単にまとめた職務要約を記載します。

3行から5行程度で簡潔にまとめるのがポイントになります。それ以上長くなると要点がぼやけてしまいますし、短すぎても情報が不足してしまいます。これまでの職務経験の流れを大まかに記載し、なおかつ応募する企業につながるポイントを盛り込むことが求められます。短い文章で分かりやすくまとめることを心掛けましょう。

3.職務経歴

職務経歴では、所属していた企業名や在籍していた部署、そこで携わっていた業務の内容などを詳しくまとめます。

同じ会社でも在籍した部署が複数ある場合には、部署ごとにまとめるのが一般的です。在籍していた期間なども記載するようにしましょう。

職務経歴は時系列でまとめる場合もありますし、携わった業務やプロジェクト毎にまとめる場合もあります。第二新卒の場合には職務経歴がそれほど長くなるわけではないので、時系列でまとめることが多いです。

4.活かせるスキル・知識

これまでの職務経験を元に、応募先の企業で活かせそうなスキルや知識も記載します。例えば、

海外と取引がある企業に応募する場合には、英語や中国語といった語学力があるとアピールの材料になります。

また、パソコンスキルなどは事務職以外でも必要とされることが多いので、使用経験があるソフトやツールなどを記載しておくと分かりやすいです。そのソフトやツールを使ってどんな作業をしたのか、どんな資料を作成したのかを書いておくと、スキルのレベルが一目で伝わります。

5.資格・免許

保有している資格や免許があれば、職務経歴書にまとめて記載しておきます。資格の名称だけではなく、取得した年月日なども書いておくのが一般的です。

第二新卒の場合には社会人としての経験が浅いことも多いので、それを補う意味でも資格や免許の記載が役立つこともあります。社用車で移動する業務がある場合は、運転免許の有無が注目されます。

趣味で色々な資格を取得しているという人もいると思いますが、その場合には応募する企業に関係ありそうな資格に絞って記載するのがおすすめです。

6.自己PR

自己PRは、採用担当者など職務経歴書を読む人に自分のことを知ってもらうための文書になります。

自分をより良くアピールしなければいけないからと長所を誇張したり、大げさに話を盛ったりする必要はありません。人には誰しも良いところがあり、欠点と思われるところも見方を変えれば長所になることも多いです。

自分が持っている強みを正しく伝えるのが自己PRです。それにはまず、自己分析が欠かせません。また、長文だと読みにくくなるので、わかりやすく簡潔にまとめる必要があります。

7.その他

基本的な項目以外に伝えておきたいことがある場合には、その旨を「その他」「備考」として職務経歴書に記載しておくこともあります。

例えば志望動機など、その企業にどうして応募したのか具体的なエピソードがあったり、明確な目的があったりする場合が考えられます。また、前職の退職理由など、詳しい説明が必要だと思われる場合に職務経歴書に記載しておきたいと考えることもあるでしょう。それがネガティブな内容だったとしても、言葉の選び方次第では誠実さを伝えられたりします。

第二新卒の職務経歴書の書き方2ステップ

第二新卒の場合、社会人としての経験がまだ浅いので、職務経歴書に書くことが思い浮かばないということも多いと思います。簡単な業務内容を書いただけで終わってしまいそうということもあります。しかし、職務経歴書は自分自身を伝えるための手段なので、何も書かないのは非常に勿体ないことです。

職務経歴書を書く場合には、

  1. これまでの経験を全て書き出す
  2. アピールしたい要素を抽出する

という2つのステップで行うとスムーズに書くことができます。

各ステップの詳細をご紹介いたします。

1.これまでの経験を全て書き出す

職務経歴書を書く前には、まずは自分の経験を全て書き出すところから始めます。

社会人経験が浅いといっても、新卒として採用された経験があれば当然担当した業務もあるはずです。雑用ばかりだったとしても、そこから得たものは必ずありますので、体裁を気にせずに全ての経験を洗い出してみましょう。

正社員としての職歴だけを書かなければいけないというわけではありません。大学のゼミでこのようなことを学んだ、学生時代のアルバイトでこのような職種を経験した、といった内容でも、アピールポイントのヒントになります。

今までどんな業務に携わってきたのか、思い出せる限り細かく書き出すようにしましょう。

2.アピールしたい要素を抽出する

これまでの経験を全て書き出した後には、転職先企業にアピールしたい要素をピックアップしていきます。

転職したいと考えるようになったきっかけなどがあれば、それもアピールの材料になります。ただし、仕事が嫌になったとか、今の仕事が合わないというネガティブなだけの内容だと、仕事をすぐに投げ出すのではないかとマイナスに捉えられてしまいます。そのため、ポジティブな表現に言い換えることが大切です。

また、職務経歴書を書くにあたっては全てを網羅しようとするのではなく、応募先の企業で今後につながる項目を見つけて取捨選択し記載することが重要です。

第二新卒ならではの職務経歴書のポイント

職務経歴書は転職活動を行う場合に書くものですが、第二新卒ならではの書き方のポイントがいくつかあります。

中途採用の場合には社会人としての経験が長くスキルも豊富にある人が多いので、企業は即戦力としての能力を求める傾向にあります。第二新卒の場合には、即戦力というよりは今後の将来性を買われて採用されることが多いです。

そのため中途採用のような書き方では、上手くアピールすることができません。第二新卒の転職活動に合った職務経歴書の書き方のポイントをご紹介します。

短期間の業務経験でも記載OK!

職務経歴書には、短期間の業務経験しかなくてもそのまま記載して問題ありません。

入社してすぐに退職してしまった場合、書かない方が良いのではないかと迷う人もいるかもしれません。しかし、職務経歴書では短期間の業務経験でもきちんと記載することが求められます。

ほんの数か月だからと勝手に職歴無しとする人もいますが、それでは職歴を偽っていることになります。短期間でも職歴の一つであることに違いはないので、自己判断で削ることはないようにしましょう。

自己PR欄で入社への意欲を伝える

自己PR欄は、自分について知ってもらうための最も重要な項目です。

自己PR欄にしっかりとした記載があれば、それだけでも入社したいという気持ちが伝わります。

逆に自己PR欄の文書が少なすぎると、入社への意欲を疑われてしまうことになりかねません。具体的なエピソードを盛り込んだり、今後のビジョンを示したりするなど読み手の心に訴えかけるような文章が求められます。履歴書にも自己PR欄がある場合もありますが、全く同じことを書くのではなく別の視点でアピールするのがおすすめです。

「優秀さ」よりも「誠実さ」と「ポテンシャル」

第二新卒の場合、現在持っているスキルなどの優秀さよりも今後のポテンシャルや誠実さを評価されて採用されることが多いです。

社会人になって数年しか経っていないのであれば、目立った実績を上げているほうがが珍しいといえるでしょう。そのため無理に自分を良く見せようとはせず、経験やスキルは嘘偽りなく書くようにします。

向上心があることや仕事に対する意欲があることをアピールする方が効果的です。どんな分野の職種であっても、前向きな姿勢というのは必ず評価されます。

読みやすいよう書式やフォーマットを統一させる

職務経歴書を書く時には、読みやすいように書式やフォーマットを統一させておくことが大事なポイントになります。

書式やフォーマットがバラバラだと読みにくいですし、書類としてのまとまりがなく感じられてしまいます。特に箇条書きと文章が混在していると、分かりにくくなるので注意が必要です。

日付に関しても西暦や和暦が混じっていたりすると混乱してしまいます。職務経歴書では書類作成のスキルという点でも注目されていますので、それを意識して作成しましょう。

職務経歴書の書き方で悩んだら

職務経歴書が上手く書けない、もっと自分のことがよく伝わるように書きたいなど悩んでしまった時には、どうすればいいのでしょうか。初めての転職活動では、どこに相談をしていいのかわからず困ってしまうかもしれません。

効果的な職務経歴書を書くためのヒントを2つお伝えいたします。

研修で学んだ経験も活かす

新卒として入社した会社では、研修を受けることが多いと思います。

研修の内容はそれぞれの会社によって異なりますが、名刺交換の仕方から電話の取り方、身だしなみなど基本的なビジネスマナーなどは学んでいることが多いです。

また、新入社員同士で1つのテーマについて話し合ったり、調べたりして発表を行ったりすることもあります。このような研修を通して身につけたスキルや学んだことも、職務経歴書に盛り込んでみましょう。

転職エージェントの書類添削サービスを利用する

職務経歴書を書く際に、転職エージェントの書類添削サービスを利用するという方法もあります。転職エージェントとは転職を総合的にサポートしてくれるサービスで、履歴書や職務経歴書など応募する企業に提出する書類を添削してくれることも多いです。

転職のプロの視点で読みやすいかどうか、採用したくなるかを判断してくれます。そして、改善した方がいい点をアドバイスしてくれるので、読み手にとって分かりやすく興味を持ってもらえる内容に仕上げることができます。

第二新卒の転職には転職エージェントがおすすめ

第二新卒として就職活動をする場合、転職エージェントを活用することで納得のいく転職活動を行えます。

専門のコンサルタントやキャリアカウンセラーが丁寧に話を聞き、その人に合った求人を紹介してくれます。ただ紹介するだけではなく、職務経歴書の書き方から面接で聞かれることが多い質問、気を付けたいポイントなどを細かくアドバイスしてくれます。

そのため、転職エージェントを活用することで効率的に転職活動を進められます。自分で一から求人を探すと、入社してから想像していた仕事と違ったとがっかりすることもあります。転職エージェントは求人を出している企業の社風や業務内容なども熟知しているので、そういったミスマッチも起こりにくくなります。

まとめ

第二新卒が職務経歴書を書く場合、読む人にとってわかりやすくまとめることが重要です。これまでの経歴を完結にまとめ、身につけているスキルや資格なども記載します。自己PRは自分を知ってもらうための重要な項目なので、仕事に対する意欲が感じられるようにアピールすることが大事です。

職務経歴書の書き方が良く分からないという時には、転職エージェントを利用しましょう。職務経歴書や履歴書といった必要書類も無料で丁寧に添削してくれます。

Company

激動の時代、企業も個人も、生き残っていくためには新たなことにチャレンジし続けることが必要不可欠です。
我々は、企業や個人の方々のチャレンジの原子を大切にし、気持ちよく新たなことに取り組めるよう、背中を押す企業でありたいと考えています。

商号 株式会社Atom
所在地 〒105-0004 東京都港区新橋5-12-11
天翔新橋5丁目ビル 302
代表者 代表取締役社長 齋藤卓哉