Company
激動の時代、企業も個人も、生き残っていくためには新たなことにチャレンジし続けることが必要不可欠です。
我々は、企業や個人の方々のチャレンジの原子を大切にし、気持ちよく新たなことに取り組めるよう、背中を押す企業でありたいと考えています。
商号 | 株式会社Atom |
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所在地 | 〒105-0004 東京都港区新橋5-12-11 天翔新橋5丁目ビル 302 |
代表者 | 代表取締役社長 齋藤卓哉 |
M&Aアドバイザリーとは、企業のM&A関連のプロセスをサポートする、非常に重要な仕事です。高いプレッシャーのなか正確な判断力が求められる業務ですが、M&A関連の業種の中でも高収入であり、人気の職業となっています。
M&Aアドバイザリーへの転職を考えている方に向けて、求められる能力や転職市場の動向、実際に転職活動を進める上での大切なポイントまで詳しく解説していきます。
目次 [CLOSE]
そもそもM&Aとは企業や事業の合併、買収の総称です。そのため、M&Aアドバイザリーとは、M&Aにおける財務面のサポートを中心とした業務に従事する仕事です。
M&Aアドバイザリーとして働くには、外資系の投資銀行や日系投資銀行、大手会計事務所や財務コンサルティングファームなどへ転職することになります。
似た業種としてM&Aコンサルタントがありますが、細かい点で違いがあります。コンサルタントの場合、M&Aによる課題解決策の提案や、実施後の業務を円滑に進めるまでの支援がメイン業務です。M&Aアドバイザリーは、実際に企業がM&Aを行うために実施する内容を支援することが仕事です。
会社によっては、呼び方や業務範囲が一部重複している場合があります。
M&Aアドバイザリーは、
を主に行います。
M&A相手を選ぶには企業の価値を知る必要があるため、企業価値分析(デューデリジェンス)を行うことが基本です。双方の目的を確認した上でクライアントに利益が出るように金額交渉を行い、買収に必要な資金調達のためにスキームを作ったり、ファンドに資金提供を受ける手筈を組む等の財務周りの業務を行います。さらに、上場企業がかかわる場合には、株主への説明資料の作成や、株主総会での説明の準備なども行います。
M&Aアドバイザリーの平均年収は、1,200〜1,500万円ほどと言われています。ただし、転職先がどのようなアドバイザリーファームか、投資銀行かによってその金額には幅があります。
案件をこなし成果をあげたぶんだけ給料が高くなる、「インセンティブ賞与」といった給与体系を採用しているアドバイザリーファームもあります。この場合は、さらに高収入を狙える可能性がありますが、その分業務の幅は広くなり、求められる知識やコンサルとしての経験もレベルが高くなります。
M&A業界の転職市場は非常に活況であると言えます。
M&A自体、景気に左右されやすい事業なので、転職市場においても同じような影響を受けやすいのですが、市場規模は年々拡大していることから、求人が常に多い業界です。
また、高い職業能力を求められることからM&A経験者は貴重な人材です。ずっとM&A業界にいるとは限らず、ある程度経験を積んでから転職していく方も多いため、一定数の入れ替わりによる転職の席が空きやすい業界でもあります。
それではM&A業界におけるM&Aアドバイザリーの転職動向はと言うと、採用人数は多くなく、かなりの狭き門であることが言えるのが現状です。
M&Aの業務のうち、M&Aアドバイザリーの占める業務範囲は限られてくるため、転職市場で1社が募集を行った場合の求人数は2〜3人程度と言われています。一方で、人気の職業のため、1社の求人に対して100~200人単位の応募が集まることも珍しくありません。このことからも、M&Aアドバイザリーを経験している人材の貴重性が伺えます。
M&Aアドバイザリーという職業自体は、未経験でも目指せる仕事です。
ただし、アドバイザリーやコンサルの経験はなくても、M&A業務の経験はあった方が望ましいでしょう。
M&A事業自体がそう多く経験できる仕事ではないため、未経験からの転職は比較的多い市場ですが、財務の知識やM&Aに対する関心の高さは重要となります。
高い知識を持っていることが最低限の条件となるため、単に高収入に惹かれて転職を希望してもすぐに採用されることは難しいでしょう。
未経験であってもM&Aアドバイザリーになりたいという意志が強い方は、次の項からご紹介する「求められるスキル」を参考に自身のスキルアップを行いましょう。
それでは、M&Aアドバイザリーには転職でどんなスキルが求められるのでしょうか。
主に以下の5つのスキルが挙げられます。
一つずつ、詳しく解説していきます。
まずはやはり、M&Aや財務に関する知識です。とくに高い水準の知識を求められることが多いです。というのも、単に財務の書類を読んだり作る仕事ではなく、そのデータを分析して企業の価値を分析する力が求められます。
さらに、M&Aにはその事業や企業規模に応じて必要な対応が異なるため、膨大な業務を計画的に実施していける力がなくては仕事が成立しません。そのため、単にかじった程度の知識ではなく、プロフェッショナルの中でも認められた高い知識を有している必要があります。
M&Aアドバイザリーには資料作成能力も必要です。
膨大なデータと資料を突合してまとめる力と、それを人に説明できる資料にする力が求められます。最終的にはその資料を元に買収業務まで行うため、相手を説得する力がある資料を作らなくてはなりません。
また、企業買収には多額の資金が動きます。当然、多くのステークホルダーに影響を与えるためその情報の重要度は高くなります。緻密な情報を正確に扱う高度な資料作成能力が必要となります。
そして、交渉力もM&Aアドバイザリーにとって大切な能力です。財務に関する高度な知識を、全ての人が理解できるように説明し、交渉することは簡単ではありません。
そのため、M&Aアドバイザリー自身に交渉力があるかどうかが重要なのです。また、資料作成時点で必要な情報を企業側から提供してもらう必要があるのですが、こうした依頼も一筋縄ではいかない場合があります。企業の機密情報に触れるわけですから、相手の信頼を勝ち取る交渉力が求められます。
さらに、ヒューマンスキルとして論理的思考能力などが特に重要となります。
膨大な情報を簡潔に分かりやすく、情報を整理して伝えるには、物事の論点を理解して筋道の通った情報に作り変える力が求められます。情報を単にコピーペーストしてまとめるような能力ではなく、理解するために咀嚼し、必要な情報にまとめなおしてアウトプットしなければいけません。
また、限られた時間の中で効率的に作業を進めるためにも、本質を理解して無駄のない作業を計画的に実行するためにも論理的思考が重要となります。
そして、必須ではありませんがあると有利になるのが語学力です。外資系ファームでは必ず求められる能力でもあります。
英語力が基本ですが、最近では、中国語などもビジネスレベルで使えると重宝されます。
なお、M&Aアドバイザリー職への転職の際に、英語力を見極める試験を行うことが外資系では多いです。転職活動の際には、採用試験の内容や求められるスキルを入念にリサーチして対策を行いましょう。
ここまで、M&Aアドバイザリーの仕事や求められる能力についてご紹介してきましたが、実際のところどんな方が向いているのでしょうか。
先ほどご紹介したスキルと合わせて、高い精神力と体力を持っている人は向いているといえるでしょう。M&Aアドバイザリーも含めたコンサル業務は、かなりハードな働き方となるケースが多いためです。
そして、仕事において正確さを突き詰められる人や、より高収入を得るための努力を厭わない人であれば、M&Aアドバイザリーとしての活躍が期待できます。
自分自身がM&Aアドバイザリーに向いているかどうか知るためには、M&A業界の厳しさも理解しておく必要があります。
M&A業界の厳しい面としては、その業務量の多さから、長時間の労働を求められることです。残業時間は80時間を超えることがざらにあります。本当に忙しい時期では休日出勤等も合わせれば200時間を超えるような場合もあります。ただし、それだけの過酷な環境であっても、やりがいと高い収入から人気の堪えない仕事であることは事実です。
M&Aアドバイザリーへの転職の人気が高い理由について、次の項から詳しくお伝えしていきます。
M&Aアドバイザリーへの転職希望者が多く、人気が高い理由として以下の3つが挙げられます。
各項目について、詳しくみていきましょう。
前述の通り、M&Aアドバイザリーは年収の高さが魅力です。新卒の初任給で850万円以上の年収を手にする方もいます。
また、5〜6年程度の業務経験で年収2,000万円から2,500万円の年収にまで給与がアップするケースもあります。こうした背景から、高い収入を求める転職希望者が多くいるのです。それだけ、高いスキルが求められ、貴重な人材であると言えます。
次に、やりがいのある仕事内容であるということが人気の理由として挙げられます。
M&Aによって、企業はその事業領域を広く広げることができます。さらには、これまで、課題となっていた障害をM&Aによって乗り越え、新たなシナジーによって大きな価値を作り出すこともできるのです。そうした夢がある仕事だということはもちろん、業務規模の広さから、M&Aをやり遂げた時の達成感は大きなものがあります。
M&Aアドバイザリーになることで、M&A業界で働く人材としてさらなるキャリアアップが狙えます。
実際の所、M&Aアドバイザリーからさらに転職してキャリアアップを果たす方は多いです。それだけの経験を活かせる会社自体、規模が大きく安定した収入の転職先が多いという側面もあるでしょう。
また、M&Aは単価も高く億を超えるような案件がざらなため、当然のようにその担当となるM&Aアドバイザリーの年収も高くなります。その経験値を、財務コンサルやファンド等で活かして仕事の領域を広げて収入アップを果たすことも可能なのです。
転職は決して簡単ではありませんが、大きな魅力を持つM&Aアドバイザリー。
転職を成功させるには、転職エージェントの活用がおすすめです。
自分一人で転職活動をするとなると、まずM&Aアドバイザリーの求人情報を十分に集めるところでつまづいてしまう可能性があります。そんな時は、転職エージェントでM&Aアドバイザリーを目指したいというキャリア相談をすることで、非公開求人の紹介だけではなく中長期的なキャリアプランまでアドバイスしてもらえるのです。
そんな転職エージェントのメリットを、より詳しくご紹介します。
転職エージェントを利用してM&Aアドバイザリーへの転職を目指す大きなメリットは、転職エージェント経由でしか入手できない情報が多くあるということです。
転職エージェントは、企業の人事部と提携していたり、採用業務を受託されていることもあります。そのため、求人票だけではわからない社内の雰囲気や、社風といった情報にも精通しています。
その上で、自分にあった求人を紹介してくれるため、通過率も高くなるのです。また、求人を出している企業側でも、エージェント経由の応募の方がマッチ度が高いと信頼していることも多いです。
このように、転職エージェントのサポートを受けることでより効率的に転職活動を進めることができます。
転職エージェントには、各業界に特化したエージェントがあり、中にはM&A業界に特化した転職エージェントも存在します。その中から2つの転職エージェントをご紹介します。
M&A業界を中心とした人材の転職活動を支援しているエージェントです。M&Aアドバイザリーへの転職支援実績も強みとしています。
士業や金融部門の求人を多く扱う転職エージェントです。M&A領域に関する幅広い転職情報を得ることができます。
M&Aアドバイザリーへの転職について、詳しくご紹介いたしました。
ハードな仕事内容や、求められるスキルが高いことから転職は難しいと思ってしまうかもしれませんが、常に人材不足であり需要が伸び続けている分野であるため、前向きにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
M&Aアドバイザリーとしての仕事内容は簡単ではありませんが、高い収入や大きなやりがいといった何にも代え難い魅力がある仕事です。
まず、自分自身のスキルや経験で目指せる仕事かどうか、転職エージェントに登録してキャリア相談ををするところから始めましょう。
激動の時代、企業も個人も、生き残っていくためには新たなことにチャレンジし続けることが必要不可欠です。
我々は、企業や個人の方々のチャレンジの原子を大切にし、気持ちよく新たなことに取り組めるよう、背中を押す企業でありたいと考えています。
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代表者 | 代表取締役社長 齋藤卓哉 |