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第二新卒の転職に役立つ資格を一覧で紹介!

若い年齢層向けの求人が増え、第二新卒でも転職を前向きに検討できる時代になりましたが、それでも社会人としての経験やスキル面ではなかなか勝負しにくい年齢層であることは事実です。

第二新卒ならではの向上心やポテンシャルに加えて、資格を取得しておくことで希望の職種への転職は成功しやすくなるでしょう。

この記事では、第二新卒の転職に役立つ資格について詳しくご紹介いたします。

第二新卒の転職に有利な資格が知りたい!

一口に資格といっても多種多様な資格があり、仕事につながるものもあれば趣味として楽しむための資格もあります。

仕事に役立つ資格であっても、使われている分野や資格取得の難易度などはそれぞれの資格によって異なります。転職を有利にしたいと資格を取得したものの、あまり転職には役立たなかったということも意外と多いです。転職に向けて資格を取得するには、まずさまざまな資格について知識を深める必要があります。

今回は、第二新卒の転職に焦点をあて、役立つ資格を紹介します。

一般的な資格は3種類

まずは、資格というものについて知っていきましょう。

現在日本国内で認められている資格は、主に以下の3種類に分けられます。

  • 国家資格
  • 技能検定(国家検定)
  • 民間資格

一つずつ解説いたします。

国家資格

国家資格とは、国の法律に基づいて認定される資格のことをいいます。

各分野において知識や能力を判定し、その業務に従事できると証明するものです。

資格を保有していることで社会的な地位が保証されるので、3つの中では最も信頼度の高い資格といえます。

国が試験を実施する資格もありますし、地方公共団体や法律によって指定された団体が試験を実施することもあります。医師や保育士、美容師、税理士、弁護士、司法書士などは国家資格がないと就くことができない職業です。

技能検定(国家検定)

技能検定とは、労働者の技能を評価する、国の技能検定制度を指します。国家検定も同じ意味で使われる名称です。

国家資格のように「資格を保有していないと特定の職業に就けない」のではなく、すでにその業務に就いている人の技能を判定する制度という点で違いがあります。

技能検定には、ファイナンシャルプランニングや機械加工、建築大工といった130職種もの試験があります。これらの試験に合格することで「技能士」という肩書きを名乗ることができ、企業によっては昇進や給与アップの条件となっている場合もあります。

民間資格

民間資格とは、民間団体が独自の審査基準によって認定を行う資格のことをいいます。秘書検定やTOEICはこちらの民間資格に該当します。

様々な資格が存在しており、取得する難易度なども資格によって大きく異なります。講座を受講するだけで簡単に取得できるものもあれば、高度な知識が求められ取得するのが難しい民間資格もあるため難易度は一概に言えません。

また、民間資格のジャンルは多岐にわたり、新しい資格も次々と生まれています。希望する業界で使える資格を取得すれば、転職の際に有利になることもあるでしょう。

第二新卒の転職に役立つ資格を紹介

それではさっそく、第二新卒の転職に役立つ資格を一覧でご紹介いたします。

  • MOS(MicrosoftOfficeSpecialist)
  • 日商簿記検定
  • TOEIC
  • ファイナンシャル・プランニング技能検定
  • 宅地建物取引士
  • 医療事務
  • 秘書技能検定
  • 中小企業診断士

一つずつ、詳しく見ていきましょう。

MOS(MicrosoftOfficeSpecialist)

MOSは、WordやExcel、PowerPointといったマイクロソフト社のソフトをどれだけ使いこなせるかを測る指標です。簡単にいうとPCスキルを証明する資格になります。

Wordは文書作成には欠かせないソフトですし、Excelは表計算ソフトとして幅広い用途で利用されています。

マイクロソフト社のソフトは職種・部署を問わず使用されているため、多くの企業が新入社員に操作方法をレクチャーします。MOSの資格を取得しておけば、第二新卒であっても即戦力であることがアピールできるのです。

日商簿記検定

日商簿記検定とは、日本商工会議所や各商工会議所が主催している検定試験です。

企業の経営活動を記録し、計算や整理をして経営成績と財務状況を明らかにするスキルを身につけることを目的としています。経理や会計分野の仕事をする際には、持っておいた方が良い資格です。

また、製造分野などでもコスト感覚が身に付くので、管理職やキャリアアップを目指すのであれば役立つ資格といえます。

第二新卒でお金に関する知識が必要な職種に転職するなら取得を検討してみましょう。

TOEIC

TOEICは、実践的な英語力を測る検定試験として知られています。

合格・不合格といった合否判定が出るテストではなく、990点満点のスコア形式の試験になっています。高得点であればある程、実践的な英語力が身に付いていることの証明になります。

第二新卒でグローバルな企業への転職を狙うなら、TOEICの得点で語学力をアピールしましょう。点数の目安としては、600点以上あると英語を使ったビジネスもスムーズに行えるといわれています。

ファイナンシャル・プランニング技能検定

ファイナンシャル・プランニング技能検定とは、ファイナンシャルプランナーとして働くための知識があることを測る検定試験になります。

ファイナンシャルプランナーとはお金に関する専門家で、顧客の夢や目標に対してお金の面からアドバイスをする仕事です。ファイナンシャル・プランニング技能検定はファイナンシャルプランナーとして働くだけではなく、銀行や証券会社などの金融機関や不動産会社、保険会社などで働く場合にも役立つ資格です。第二新卒で金融系職種への転職を成功させたい方は、取得しておくと効果的なアピールができるでしょう。

宅地建物取引士

宅地建物取引士は、不動産の取引をする仕事では欠かすことのできない資格です。

土地や建物などを売買する際には、重要事項を説明するのは宅地建物取引士の資格を保有している人でないと行うことができません。第二新卒で不動産業界への転職を目指すのならば、持っていると重宝される資格です。

また、銀行などの金融機関で相続の相談に乗ることもあり、不動産の知識はあるに越したことはありません。金融業界で働く場合にも役に立つことがある資格です。

医療事務

医療事務は、医療機関の事務職として働く場合に持っていると役立つ資格です。

具体的には医療費の請求を行う作業になりますが、医療費の請求は通常の企業の会計とは計算方法などが異なるので、このような専門的な資格が必要になります。

医療業界は将来性があり雇用も安定しているため、第二新卒で医療系の職種に転職したい時には、医療事務の資格を取得しておくといいでしょう。

秘書技能検定

秘書技能検定とは、秘書としてのスキルが問われる試験です。

検定試験では社会人として働く上で必要な一般常識に加え、ビジネスマナーや話し方のスキル、スケジュール管理や文書作成といったサポート業務のスキル、経営管理に関する知識などが出題されます。

「秘書として働きたい」「サポート業務が向いている」といった人に最適な資格ですが、高度なビジネススキルを証明することもできるため、販売職や営業職など人と接することが多い職種の人にとっても役に立つ資格です。ビジネスマナーなどは、幅広い分野で活用することができます。

中小企業診断士

中小企業診断士とは、中小企業支援法という法律に基づく国家資格です。中小企業の経営状況を診断したり、経営に関するアドバイスをするために必要な資格です。

決して簡単な資格ではありませんが、高収入が見込めるコンサルタント業界への転職などに役立つでしょう。

難易度が高い分だけ取得している人が少なく、第二新卒の転職活動の際には周りに差をつけることができます。

第二新卒の転職に資格は必須?

ここまで、第二新卒の転職に役立つ具体的な資格をご紹介しました。中には長期的に勉強をしなくては資格が取得できないものもありましたが、第二新卒の転職に資格は必ず必要なのでしょうか。

結論から言うと、第二新卒の転職に資格は必須というわけではありません。

しかし、第二新卒の場合社会人経験が浅いので、これといった実績がないことも多いです。それを補う意味でも何か資格を持っていると、希望する職につきやすくなります。ただし、色々な資格を持っていても自分が希望する分野と全く関係のないジャンルだと意味がないので、希望する業界で役立つ資格を取得することが重要になります。事前にどんな資格が有効なのかをリサーチするようにしましょう。

第二新卒の転職|資格を取得するメリット

資格を取得するには勉強しなければなりませんし、参考書や問題集などの教材を揃える必要もあります。場合によっては資格の専門スクールに通ったり、通信教育などの講座を受講したりすることもあります。その分の費用も捻出しなければなりません。

働いていると勉強時間を確保するのも大変です。しかし、第二新卒の転職において資格を取得するメリットは色々あります。

即戦力としてアピールできる

資格を保有しているということは、その分野において専門的な知識や技能を身につけているということです。

即戦力としてアピールすることができるので、転職活動では有利に働きます。第二新卒の場合、実力というよりはポテンシャルを買われて採用されることが多いですが、即戦力としても働けるということは大きな強みになります。

また、同じ立場の第二新卒の転職希望者と比較された際に、差をつけることもできます。自ら学ぶ姿勢があることの証明にもなるので、やる気がある人材であることをアピールするのに効果的です。

30代・40代のキャリアを見据えた職に就ける

自分が30代・40代になった時にどのようなキャリアを歩んでいたいか、新卒の頃はまだまだ先のことに感じられ現実感がないことも多いです。しかし、社会人を経験したうえで転職を考える第二新卒では、今後のキャリアというものがより現実的に見えてきます。

資格を保有するということは専門的なスキルを身につけることなので、30代・40代とキャリアを重ねた時にキャリアアップの足掛かりになります。希望の職種で今後も長く働き続けたいと思っている場合には、早い段階で資格の取得をしておくと何かと役に立ちます。

第二新卒の転職|資格を活かした転職の成功法

第二新卒の転職において、資格は必須ではないですが希望職種への転職を成功させるには大いに役立つということがおわかりいただけたと思います。

それでは、資格の取得を無駄にせず転職に活かす方法についてご紹介いたします。

働きたい業界に合った資格を選ぶ

資格の勉強を始める場合には、応募する企業や業種を絞ってから取り組むのがおすすめです。

とりあえず資格を取得しておこうと勉強を始めてしまうと、転職活動に入ってからその資格とは関係ない企業に応募するといったことが起きてしまいます。その場合、資格を取得できたとしてもあまり意味がありません。業種や職種によっては資格が必要ないこともあるので、その場合には無駄な資格取得に時間を割く方がもったいないといえるでしょう。

資格を取得して転職するまでのプランは計画的に

転職活動を始める前には、資格を取得してから転職するまでの計画的なプランを立てる必要があります。資格の取得には時間がかかるものもありますし、働きながらだと勉強時間が限られることも留意しておくべきです。

また、資格によって検定試験の頻度はまちまちで、1年に1回しかチャンスがないものもあれば数か月に1回の頻度で行われているものもあります。1年に1回しか試験を受けられない資格の場合、それを逃すと1年待たなければいけなくなってしまいます。学習計画だけではなく、資格を取得してから転職するまでのプランを立てておくようにしましょう。

転職エージェントにキャリアプランを相談する

転職エージェントは転職活動を総合的にサポートしてくれるサービスですが、長期的なキャリアプランの相談にものってくれます。

第二新卒の転職として本当に資格が必要なのかどうか、客観的なアドバイスが受けられるでしょう。資格取得がどうキャリアに影響するのか説明してくれたりもしますし、資格を取得するのに時間をかけるよりも転職活動に力を入れた方がいい場合も教えてくれます。人によって状況は異なるので、丁寧にヒアリングをしたうえで意見をもらえるのが転職エージェントのメリットです。

第二新卒の転職に特化した転職エージェントも

転職エージェントは色々ありますが、第二新卒の転職に特化してサービスを提供しているところもあります。

キャリアカウンセラーやキャリアアドバイザーが在籍していて、第二新卒世代の転職事情に精通しているのが特徴です。転職で有利になる資格なども把握していますから、資格取得に関する役立つアドバイスももらえます。応募する業種を絞り込めていなかったり、30代・40代になった時のキャリアプランが描けないなど悩みがある時に最適です。

まとめ

第二新卒の転職活動に役立つ資格には、MOSや日商簿記検定、TOEIC、ファイナンシャル・プランニング技能検定など色々あります。

資格を取得するメリットは色々ありますが、応募する企業や業種に合った資格を選ぶことが重要です。また、働きながら資格を取得する場合、期間が長引くこともあるので資格取得から転職活動までのプランは計画的に立てる必要もあります。

第二新卒として転職をする場合に、本当に資格の取得が必要なのか転職エージェントに相談してみるのもおすすめです。

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