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コンサルタントの一般的な働き方とは?クライアント先常駐ってどんな感じ?

コンサルタントの働き方というのは他の業種に比べ、やや特殊な部分があります。本記事では、そんなコンサルタントについて、勤務場所ごとの一般的な働き方をご紹介します!※なお、基本的には非管理職のコンサルタントを想定して書いています。

常駐型と非常駐型

常駐か、非常駐か

コンサルタントのワークスタイルは大きく分けると、クライアントのオフィス内に常駐して仕事をする常駐型と、自社オフィス内で仕事をする非常駐型という2つのタイプがあります。それぞれ後ほど詳しく説明しますが、参加するプロジェクトの進め方がどちらになるかで、働き方は大きく変わってきます。

上流フェーズほど非常駐型が多く、下流フェーズほど常駐型が多い

この常駐型と非常駐型はどうわかれるのかというと、プロジェクトのテーマがどのフェーズかによって大体決まります。一般的には、企画や戦略立案といった上流フェーズであれば非常駐型が多く、施策の実行フェーズだと常駐型が多いように思います。

これは、上流フェーズであれば、市場や競合の調査や、調査結果を踏まえた分析など必ずしもクライアントのオフィスでやる必要がない業務が多く、また企画や戦略の大枠や方向性などのやや抽象度が高い部分は、クライアントと頻繁にコミュニケーションをとる必要性がない一方で、下流フェーズだと、具体的な商品やサービスの仕様を固めるためにクライアントと頻繁なコミュニケーションをとる必要性が生じたり、オペレーション体制を構築したりと、現場に行かないとわからないことも多かったりするためです。

常駐型の働き方

日々のタイムスケジュールはクライアント企業に従う

常駐型の場合、上述のように朝はクライアントのオフィスに行き、日中は業務を行い、夜も特に自社に用がなければそのまま自宅に帰ります始業時間・終業時間ともにクライアント企業の定めるところに従います。例えば、自社は9時始業であっても、クライアント企業が8時半始業であれば、8時半までに出社しなければなりません。終業時間も同様で、クライアント企業がノー残業デーを設けていて、正社員以外の社員もそれに従わせるような場合であれば、定時退社できることもあります。他方、そもそもクライアント内で残業が多いと、自身も残業が多くなります。良くも悪くもクライアント企業の働き方に関する考え方に大きく左右されると思ってよいでしょう。

何日も自社オフィスに行かないこともしばしば

常駐型で働くと1週間ほど、あるいは長ければ数か月自社オフィスに行かないというケースも少なくありません。通勤用の定期券も基本的にはクライアントのオフィスの最寄り駅との往復を想定して購入することになります。

業務そのものはクライアントの社員とほぼ同じ

業務そのものはクライアントの社員と同様、クライアント社内の会議への参加およびファシリテーション、それに向けた資料作成、あるいは社内稟議などに向けた説明資料の作成およびそのプレゼンテーションなどです。とはいえ、ビジネスの専門家としてその場にいるのですから、一つ一つの資料や発言にクライアント社員よりも高い価値が求められます

取引先との商談にクライアント社員と同行することも

常駐型の場合、クライアントによっては、クライアント企業の社員という身分として名刺をもらえる場合もあります。そして、クライアントの取引先とクライアント社員のような形で商談をしたり、クライアントとともに新規開拓営業をしたりすることもあります。こうなるとほとんどクライアント企業に転職したようなものと言えるかもしれません。

非常駐型の働き方

クライアントとは定例会を軸としたコミュニケーション

非常駐型の場合、随時クライアントとコミュニケーションをとれるわけでもないので、往々にして、週1,2回の定例会のような形で会議を定めることが多いと思います。プロジェクトの目的にそって最初にスケジュールを検討し、各定例会で何を決めていくかを決めます。

毎回の定例会で示唆を出さなければならない

基本的には毎回の定例会で何を議論するかが決まっているので、コンサルタントは毎回テーマに沿った示唆を出していかなければなりません。例えば、新規商品開発プロジェクトとして、定例会のテーマがターゲット市場の選定の場合、あらかじめターゲットになりそうな市場をいくつか仮説でピックアップし、市場規模やその市場セグメントのトレンドなどを洗っておき、定例会の場で、意思決定をしやすくしておく必要があります。もっとも、こういった仮説の構築自体はいわゆるプロジェクトリーダーやそれに準ずる程度のコンサルタントのような人の仕事で、いわゆるアソシエイトやアナリストといわれる若手社員はその仮説に従った調査の実施やドキュメント作成が主たる仕事となります。

基本的には非常駐型の方が残業時間が長い

常駐型と非常駐型の残業時間を比べると、非常駐型プロジェクトの方が、残業時間が長いように思います(あくまで相対的な話ですし、例外もありますが)。というのも、最近の一般企業はそこまで長い残業をよしとしないところが多く、また正社員でないコンサルタントを遅くまでオフィスに残すというのもセキュリティ的に避けたい、という企業が多いためです。

非常駐型の場合、プロジェクト終盤で特に残業時間が長くなります。すべてが当初のスケジュール通りに進めばよいですが、往々にして予期せぬ事象が発生し、スケジュールは変わっていきます。終盤に残業時間が長くなるのは、しわ寄せ的にプロジェクト終盤になると定例会で定める内容は重くなり、タスクも増えていくためです。

短納期案件は納期間近が特に激務

一般的なコンサルティングのプロジェクトは3~6か月程度の契約ですが、契約期間が1~2か月間程度の短納期案件もあります。そういった案件は納期間近が特に激務となります。これは言わずもがなですが、やはり納期間近になると少しでも詰められるところはないか、穴はないか、といった確認をしなければならず、さらに修正作業も必要になるためです。

最後に

以上のように、コンサルタントの働き方は、プロジェクトが常駐型なのか、非常駐型なのかで大きく変わってきますし、クライアント企業における働き方についての価値観でも変わってきます。とはいえ、どのコンサルティングファームもメリハリを重視しているので、忙しいときは忙しくても、そのあとに休暇を取れるようになっているなど、1年中働きづめということにはなりにくいです。以上を参考にコンサルタントへの転職を検討してみてください。

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